Tableau コミュニティが IT データを使用して意思決定につながるインサイトを得ている方法

分析を使用してインフラストラクチャ、ソフトウェア、リソースの透明性を実現する方法について、Tableau IT コミュニティから学びましょう。データを使ったより良い意思決定

IT データを表示して理解するために Tableau を使用すると、インフラストラクチャ、ソフトウェア、リソースの状況を明確に把握できるようになります。

他のユーザーが Tableau を使用している方法に関するインサイトを得るために、最近 Tableau の IT コミュニティに分析の使用事例を共有してもらいました。

その結果、次のことがわかりました。

  • IT 組織は ServiceNow、Jira、Splunk など、ますます数多くのプラットフォームおよびベンダーからのデータの統合とブレンドという課題に直面しています。
  • ビジュアライゼーションの美しさよりも、データで何が起きているのかすぐに理解できることのほうが重要です。どこに問題があるのか確認して対処し、ダッシュボードで複雑な情報をより効果的に伝えることで、より大きなインパクトを短時間で実現することができます。
  • Tableau のダッシュボードは IT 組織の統合モニタリングツールとして活用されています。Tableau を使用して IT ユーザーは、特定の時間にどのシステムが何を行っているのか把握することができます。 これにより、ニーズの高い場所へのリソースの再割り当てなどのプラスの変更が可能になります。これは、最もインパクトの大きいプロジェクトやチケットに割り当てる従業員の労働時間にも当てはまります。

新しい IT リソースページでは、インタラクティブな IT ビジュアライゼーションを見て、他社の使用事例から学ぶことができるほか、Tableau の IT 担当者のインタビューでは、Tableau でどのように日々のプラットフォームのモニタリングが行われているかをご覧いただけます。

リソースページ: IT のデータ

この記事では、コミュニティからの投稿のいくつかを詳細にご紹介します。これらを参考にして、貴社の IT データを最大限に活用してください。

あらゆる場所からのデータ

IT 組織には大量のデータがあります。アプリケーションやサービスを継続的に稼働させることは、他の従業員たちがそれぞれの仕事をする上で欠かせません。

Conversant Media のビジネスインテリジェンスおよび分析担当ディレクターの Jeff Strauss 氏は、JIRA、Tabmon、Perfmon、TCQA (Total Company Quality Assurance)、Ganglia を含む様々なデータソースを利用しています。データソースはそれぞれ異なる役割を果たします。たとえば、Strauss 氏のチームが Ganglia で使用しているダッシュボードは、需要に対して利用可能なキュースロットを瞬時に表示するというインパクトがあります。これを利用して、アナリストが事前に計画を作成し、アドホックのクエリに最適な時間を判断できます。

REI の ソフトウェアエンジニアの Tim Letona 氏は、IT 分析を始めたばかりです。Letona 氏は ServiceNow のデータを Tableau にインポートして経営陣の可視性を向上させたいと考えています。具体的には、ダッシュボードを作成してタイムカードとプロジェクト関連のコストをより詳細に把握できるようにしたいと考えています。

データがどこに保存されていても、IT プロフェッショナルは Tableau で IT データに接続して分析し、会社全体で共有して、より多くの人々にビジネス全体に与えるインパクトに関するインサイトを提供することができます。

IT サービスを支援するダッシュボード

様々なデータソースから重要なデータが提供されている状況で、素早くインサイトを取得できることが最も重要です。

XPO Logistics の主任ビジネスインテリジェンスアナリストの Justin Larson 氏は、「ボトルネック、連続的な依存性、通常よりも時間がかかっているジョブ、パフォーマンスのサイクルやパターン、その他の主要指標の特定に Tableau を活用しています。これはパフォーマンス改善のために注目する場所と、より優れた品質と明瞭さを実現するためにシステム全体を再構成する方法を認識するためのカギとなりました。」と述べています。

Larson 氏は、このダッシュボードについて次のように説明しています。「ほとんどの詳細はツールヒントにあります。平均実行時間により傾向と外れ値を特定することができたほか、ガントチャートは依存性と問題の原因の特定に欠かせませんでした。画面の外にいくつものフィルターがあり、個々のサーバーやジョブを選択して詳細なビューを表示できます。」

主要な IT 情報をすべて 1 か所にまとめることで、組織と従業員にとって最適な意思決定が可能になります。

システムデータのモニタリング

会社を支えている様々なシステムで何が起きているのか把握できることは、質の高いアップタイムと稼働状態を確保する上で欠かせません。このような可視性は非常に重要なため、Jeff Strauss 氏は Tableau のダッシュボードを社内全体でテレビモニターに表示しています。

この Tableau ダッシュボードにはツリーマップ、棒グラフ、ヒストグラムが表示され、関係者に現在のホストの使用状況やチームの分析キュー、空きディスクスペースに関する最新情報が提供されます。

Tableau により、IT 部門のデータウェアハウスのアクティビティのステータスが目立つ場所に表示されて共有されるため、何か異常が見られた場合に、チームが問題に事前対応できます。

次に訪れる波とは

さらなる詳細については、IT のデータのリソースページにアクセスし、Tableau を使用したサポートチケットのトラッキング、VPN の使用状況のモニタリング、予算の割り当て方法をご覧ください。

Tableau のお客様の声を直接聞くことができ、ビジュアルベストプラクティス、無料トレーニングビデオ、ケーススタディなどを含む、IT ユーザーに最適な Tableau のヒントとテクニックが得られるようにするために、このページに常に最新情報を掲載していきます。

ぜひ会話に参加し、コメントを残し、皆様の IT 組織で Tableau をどのようにご活用いただいているか教えてください! 皆様からの投稿をお待ちしております。